【“次世代社長”の腕の見せどころ!】

対話のチカラで事業承継を支援する専門家、『承継対話支援士®』の鹿島です。

僕は、中小企業診断士仲間と脱炭素経営や、SDGs/サステナブル経営に関する勉強会のグループに入っています。

このサステナブル経営ですが、トランプ大統領の再登板で多少スピードは調整されるかもしれませんが、企業経営をしていくうえで環境の影響を受けずにすませることはほぼ不可能だといえますので、中小企業も取り組まざるを得ない大きな経営課題だと思っています。
SDGsもカーボンニュートラルもそうですが、横文字やカタカナが多く、何をいっているのかさっぱり分からないと嘆く経営者が多くいらっしゃいます。

だから思うんです。サステナブル経営への取り組みって、後継者が活躍するまたとない機会なのだと。そこで、こんなブログを書いてみました。

サステナビリティで信頼も取引もアップする方法

「SDGsって、正直うちの会社に関係あるのかな…」
そんな風に感じていませんか?

でも実は、中小企業こそサステナブル経営でチャンスを広げられる時代がきています。そして、後継者にとっては“自分らしい経営スタイル”を打ち出す絶好のきっかけでもあるんです。


■ “親の経営”にプラスする、新しい価値

たとえば、ある印刷会社の30代の後継者は、印刷機のインクを環境配慮型に変更しただけで、大学や官公庁からの受注が急増しました。
理由はシンプル。「環境に配慮している会社」として、入札や発注の候補に入るようになったのです。

親世代は「実直にいいモノを作る」ことに全力を注ぎ、そこに「サステナブルな視点」を後継者が加える。
これがいま、親子経営の理想的な分業として注目されています。


■ サステナブル経営は“難しい話”じゃない!

SDGsやカーボンニュートラルと聞くと、大きな制度対応や高額な設備投資をイメージしがちですが、実はできることは意外と身近です。

たとえば…

取組内容コスト感メリットLED照明への切り替え少額投資電気代削減・脱炭素への貢献社用車のEV化(1台から)助成金活用で導入可能環境配慮+企業イメージ向上使用する紙の再生紙化価格差ほぼなし発注者からの評価UP社内ごみ分別やペットボトル削減無料/社内ルール化でOK社員の意識向上・SDGs活動の第一歩

“今すぐできること”から始めるのがコツ。
そして、「やってます」としっかり発信することで、取引先や地域からの信頼も増します。


■ 「うちの会社は、●●番に取り組んでます!」

SDGsの17目標は、全部に取り組む必要はありません。
自社が得意な領域や、事業内容と関わりが深い目標を1つか2つ選んで取り組むだけでも十分です。

例)

  • 製造業 → 「12.つくる責任 つかう責任」

  • 地元密着のサービス業 → 「11.住み続けられるまちづくり」

  • 女性が活躍する職場 → 「5.ジェンダー平等」

「このSDGsに取り組んでいます」と宣言するだけで、支援機関・自治体・金融機関からの注目も集まりやすくなります。


■ まとめ:後継者だからこそ、未来志向の経営を

サステナブル経営は、「先代からのバトン」にあなた自身の色を加えるチャンスです。
それは単なる環境対応ではなく、“信頼される企業”をつくるための投資”

最初は小さな一歩で十分。
でも、その一歩が、未来のお客様・社員・地域との信頼をつくるきっかけになります。

さあ、“次世代社長”の腕の見せどころです!


ISO14001やエコアクションの取り組みなど、過去にさまざまな環境対策を勧めて来られた企業は多いと思います。

サステナブル経営のポイントは、あなたの本業を通じて環境や社会に貢献することです。つまり、あなたのビジネスが発展すればするほど環境や社会にいい影響を与えるということです。多くのビジネスは、発展すると環境や社会に負の影響を与えると言われています。サステナブル経営はこの点が違うんです。だから、柔軟な新しい発想が求められます。
後継者並びに、後継者を支える中堅・若手従業員の活躍の場が広がるのです。

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