対話のチカラで事業承継を支援する『承継対話支援士®』の鹿島です。
先日、カーボンニュートラルのカードゲームのファシリテーター養成講座に参加しました。
参加者は、大手企業のサステナブル関連の部署の方でしたが、学校や行政関係の方も多かったですよ。
カードゲームをやってみるとわかりますが、始める前にカーボンニュートラルについての知識の差が大きくても、一緒に楽しめるということです。
そこで感じたことをブログにしました。
目次
えっ、こんなに楽しいの?
カーボンニュートラルがわかる「カードゲーム研修」体験記
「カーボンニュートラルって、正直ピンとこないんだよなぁ…」
そんな言葉を、ある中小企業の社長さんがぽつりとつぶやきました。
たしかに「カーボンニュートラル」「サステナブル経営」なんて聞くと、カタカナや横文字ばかりで難しそうに思えますよね。
でも、そんな社長さんがある研修に参加して、こう言ったんです。
「いや〜、これはおもしろかった!社員にも体験させたい!」
その研修とは…
カーボンニュートラルを“カードゲーム”で学ぶ研修です。
そもそも、カードゲームで何をするの?
このゲームでは、プレイヤーが企業やNPO、行政などの立場になって、
“カーボンニュートラルな未来(=サステナブルな社会)”を目指して行動します。
例えば、
・再エネの導入に投資するか?
・Co2を増やしても、収益拡大を目指すか?
・協力してルールをつくるか?
そんな「選択」をカードを使ってどんどん進めていくうちに、
あっという間にチーム同士での駆け引きや戦略が生まれ、会場は大盛り上がり!
気づけば、全員が夢中になって「未来の地球」について語り合っているのです。
ゲームの中にある「現実のヒント」
面白いのは、ゲームが単なる遊びで終わらないところ。
「再エネを入れたら投資コストは増えるけど、CO₂は減らせる」
「カーボンニュートラルは達成したとしても、経済成長を犠牲にしていないか」
「他のチームと協力しないと、地球がもたない」
そんな“リアルなジレンマ”が随所にあるのです。
ある後継者の方は、ゲーム終了後にこうつぶやきました。
「なんか…うちの会社でできることが見えてきた気がします」
そう、ゲームはあくまで入り口。
そこから「自分たちの会社で何ができるか?」を考えることが大事なのです。
小さな会社だからできることはたくさんある!
カーボンニュートラルと聞くと、大企業がやることだと思われがち。
でも実際には、中小企業だからこそできることがたくさんあります。
・照明をLEDに替える
・社用車をエコドライブする
・紙の使用量を減らす
・地元の企業と連携してリサイクルに取り組む
こんな取り組みが、実は立派な「脱炭素経営」なんです。
そして、それをきっかけに社員同士のコミュニケーションも活発になります。
事業承継の第一歩にも
このカードゲーム研修、実は事業承継の入り口としても使えるんです。
なぜなら、後継者世代は「環境問題」や「サステナブル経営」に興味がある人が多いから。
「うちの会社でもやってみたい」と後継者が声を上げれば、
そこから“自分らしい経営の第一歩”が始まります。
最後にひとこと
「カーボンニュートラルって、なんだか遠い話」
そう思っていた方こそ、まずはゲームで体験してみてください。
楽しく学びながら、自分たちの未来を考える。
そんなきっかけになること間違いなしです。
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