対話のチカラで事業承継を支援する『承継対話支援士®』の鹿島です。
早いもので、2026年も1ヶ月が過ぎようとしています。
先日、SDGsとカーボンニュートラルの導入セミナーをしたのですが、夏は暑くで、冬は寒く、寒暖の差が年々大きくなっているような気がしますね。
今回のブログのタイトルは、株価より先にやること──承継が動き出す「論点の棚卸し」3点セット です。
【ケース】
製造業の社長は「後継者には任せるつもり」と言います。でも、重要な決裁は手放さない。後継者は「やります」と答えるものの、面談では当たり障りのない返事が増える。顧問は株式や相続の話を進めたい。金融機関も「次の体制」を確認したい。――なのに、会話が噛み合わず、時間だけが過ぎていく。
この停滞は、知識不足というより論点の順番が揃っていないことが原因です。株式、税務、資金、組織…全部大事。
だからこそ最初にやるべきは、「どれを先に決めるか」を当事者の言葉で揃えること。
ここが揃うと、診断士の経営論点も、金融・士業の論点も“線”になります。
そこで使えるのが、承継の論点を一気に整える3つの問いです。
今週の1スキル:3つの問いで“論点を分類”する
- 社長へ:「何が引き継がれたら、安心ですか?」
- 後継者へ:「引き継ぎたいものと、変えたいものは何ですか?」
- 両者へ:「今年決めることは何で、来年でもいいことは何ですか?」
狙いは“正解”を出すことではなく、言葉を揃えることです。社長の「安心」が株式なのか、理念なのか、取引先なのか。
後継者の「変えたい」が組織なのか、商品なのか、意思決定なのか。
ここが見えるだけで、次の打ち手(中期計画、権限移譲、資金繰り、株式設計)が自然に並び始めます。
テンプレ(議事メモ枠)
- 社長の「安心」:________
- 後継者の「引き継ぎたい」:________
- 後継者の「変えたい」:________
- 今年決めること:________(期限:__)
- 来年でもいいこと:________
- 次回までの宿題:________(担当:社長/後継者/支援者)
【宿題】
次の面談で、上の3問のうち1つだけ聞いてください。
答えを整えず、出てきた言葉をそのままメモ枠へ。
これだけで次回の対話が前に進みます。
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