【金融機関との対話法】

対話のチカラで事業承継で事業承継を支援する『承継対話支援士®』の鹿島です。

桜の開花宣言が始まりましたね。
春って、新しいことが始まる季節ですよね。

皆さんは、何か新しく始めることはありますか?

金融機関との対話は「資金繰り」より先に整える — 承継期の投資が通る見せ方

春。新年度の空気になると、社長は「そろそろ次の一手を」と言い、後継者は「設備更新やDXも進めたい」と前を向きます。
一方で金融機関側は、承継期の投資に慎重になりやすい。ここで会話が噛み合わないと、投資も承継も一緒に止まります。

【ケース(あるある)】
「承継するので、機械を入れ替えたい」
「人手不足だから省人化投資をしたい」

後継者がそう言うと、金融機関はこう聞きます。
「代表交代はいつですか?意思決定は誰が?資金繰りへの影響は?」
後継者は言葉に詰まり、社長が横から説明して“いつもの社長案件”に戻る——。

この場面で必要なのは、難しい資料ではありません。投資と資金繰りを“承継の文脈”でつなぐ順番です。


承継期の投資が通りやすくなる「見せ方」3点セット

① 想い(10年後の会社像)→投資の必然性を作る

まず一文で十分です。
「10年後、うちは“何が強い会社”でありたいか」
この一文があると、投資が「思いつき」ではなく「戦略の一部」になります。

② 体制(誰が何を決めるか)→銀行の不安を減らす

承継期に銀行が怖いのは、数字より“意思決定の空白”です。
後継者がどの案件を決め、どこから社長と共同決裁にするのか。
値決め・採用・投資のように案件種類で、決裁と相談ルートを言えるだけで、対話の質が変わります。

③ 資金影響(イベント+投資)→資金繰りを地図にする

承継期は、投資以外にもお金が動きます。
退職金/株式の対価(買取等)/納税資金。
まずは金額ではなく「有無と時期」。ここに投資を重ねて、資金繰りの山を見せる。金融機関は判断しやすくなります。


テンプレ:金融機関に出す「A4一枚メモ」

  • 10年後の会社像(1文):____
  • 投資の目的(何を強くする):____
  • 投資の内容/時期:____
  • 承継の時期:____(代表交代:__/株式:__)
  • 意思決定体制(投資の決裁者):____
  • 承継イベント資金(有無・時期):
    退職金〔有/無/未定〕(時期:_)/株式対価〔有/無/未定〕(時期:_)/納税〔有/無/未定〕(時期:_)
  • 返済原資(どう稼ぐ):____
  • リスクと手当て(縮小案・撤退基準):____

春は、計画を言葉にしやすい季節です。桜が咲くころ、「来期はこうする」を社内外に伝える空気がある。承継期の投資も同じで、想い→体制→資金影響の順に話せば、金融機関との対話は“詰問”ではなく“共同作業”になります。

【今週の一歩】
次の面談で、A4の先頭だけ埋めてみてください。
「10年後の会社像(1文)」——これが、投資と資金繰りをつなぐ背骨になります。

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