事業承継と起業の関係(No1)

承継対話支援士®️の鹿島です。

承継対話支援士®️は、対話を通じて経営者と後継者の思いを一つにする専門家です。

先日、兵庫県のとある市が行っている起業家育成プログラムで研修を行いました。

このプログラムは、米国式のアントレプレナーシップを学べるという特徴があります。

昨年に続いて2度目の登壇でした。

今年の選抜メンバーは、40代が2名、30代が2名、20代4名です。現役の学生も多いです。

若い起業家は、僕らが思っている以上に、世の中を良くしたいとか、地域を盛り上げていきたいと考えているんです。

こちらが、多くの刺激とエネルギーを貰えました。

事業承継を支援していると思うんです。

事業承継と起業支援は共通点が多いなぁと。

今の経営者は、今の時代、正確には少し前の時代に合ったビジネススタイルを確立することで成功したと言えます。

後継者や、後継者候補が経営を引き継いでいくためには、これからの時代に合った事業や経営を取り入れていく必要があります。

変えるべきところは変え、変えてはいけないところは変えないという教えを『不易流行』といいます。

会社として【変えてはいけないもの】、例えば価値観です。

判断軸といってもよいかもしれません。

経営とは決断することです。

その際に、最後に頼るべきは判断軸だと思います。

安易に利益に飛びつくとか、自分の利益だけを考える経営は長続きしません。

精神論と言われるかもしれませんが、一人勝ちするために人を欺く経営では人は付いてこないと思います。

何を守り、何を変えるかを対話を通じて明確にしていくのが事業承継だと思っています。

【変えていくべきもの】は、何でしょうか?

いろいろとあるかもしれません。

『事業内容』もその一つだと思います。

勿論、旅館のように創業から同じ事業を脈々と続けている会社もあります。

どちらかというと、時代に合わせて少しつづ事業内容を変えていくことが企業の生き残りには不可欠な要素だと思うんです。

進化論で有名なダーウィンは、『最も強いものが生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。』と。

こうした例はたくさんありますよね。

例えば、ソニー。

エレクトロニクスから、ゲーム・映画などのエンターテインメント事業へと事業領域を変化させて成功していますよね。

他にも、富士フィルムも有名ですね。写真のフィルムから、ナノテクノロジーを医薬品や化粧品に展開しました。

金融機関も例外ではありません。

僕の前職の三井住友銀行を要する三井住友フィナンシャルグループ(以下、SMFG)もそうですね。

銀行行から出発し、リース、クレジットカード、消費者金融、証券会社、電子契約などに事業領域を拡大させています。

有名なのは大手企業の事例ですが、周囲の中小企業の中にも事業転換で成功した企業をご存知なのではないですか?

最近、関わっている中小企業は戸建て住宅の販売からスタートし、不動産の賃貸事業へ進出し、介護施設、保育園、学習塾へと事業領域を拡大させています。

グループの売上は3億円程度です。

社長に進出する事業を決める基準を尋ねたら、「地域に賑わいを与えられるかどうか」と仰っていました。

この会社の【変えてはいけないもの】が「地域の賑わい」なんですね。

承継対話支援士®️養成講座の説明会を兼ねたオンラインセミナーを追加でやることにしました。

承継対話支援士®️は、会社が守るべきものと、変えるべきものを対話を通じて明確にしていく支援ができる専門家です。

強みと機会と言い換えてもいいかもしれません。

承継対話支援士®️として僕が力を入れたいのは、後継者と一緒に、【20年続く事業と組織を創る】ことです。

これって正しく起業支援なのです。

そこで、もっと事業承継を支援できる仲間を増やしたいと願っています。

Zoomで『承継対話支援士®️になろう!』というセミナーを開催します。

日時:10/2(水)11:00~12:00

10/3(木)19:00~20:00

費用:無料ご招待

申込みはこちらです

承継対話支援士になろう! (pro-nv.jp)

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