対話のチカラで事業承継を支援する『承継対話支援士®』の鹿島です。
7月から8月にかけては全国で花火大会が開催されますね。
地元の大阪でも、先日、天神祭が開催され、花火大会に多くの人が訪れていましたよ。
天神祭に行く人と帰宅時間が重なり、環状線も大混雑で30分遅れになっていました。
花火を観ながらふと思ったことをブログにしてみました。
花火大会は絶好のチャンス!
家族で未来を語る夏の夜
「ドーンッ!」と夜空に広がる大輪の花火。
その一瞬の輝きに、思わず心を奪われてしまいますよね。
夏の花火大会やお盆の帰省は、家族が自然と集まり、ゆっくりと会話ができる貴重な時間です。普段は都市部で働いていたり、大学の寮で忙しい生活をしていたりする子どもたちとも、同じ空の下で過ごせる夏。この時間を、会社の未来について話し合う機会にしてみませんか?
「継いでほしい」という気持ちは、言葉にしなければ伝わらない
中小企業の経営者の多くが、「本音では子どもに継いでほしい」と思っています。
でも、「子どもの人生を縛るのでは…」と、心の中にしまっている方も少なくありません。
けれど、思いを伝えることと、子どもが継ぐかどうかを決めることは、まったく別の話です。
親が「継いでくれたら嬉しい」と気持ちを伝え、子どもが「それについて考える」——それが、本当の意味でのスタートではないでしょうか。
子どもたちにしても、会社のことを知る機会がなければ、判断のしようがありません。
特に、大学生なら就職活動を始める前に、「実は親の会社という選択肢もある」と知ってもらうことはとても大切です。
花火のあと、そっと未来を語る
真面目な話をするのは、なんとなく照れくさい。
だからこそ、花火大会の帰り道、夜の涼しい風にあたりながら、こんな一言から始めてみてください。
「実はな、お父さん(お母さん)、将来、会社を継いでくれたら嬉しいと思ってるんだ。」
この一言だけでも十分です。
驚いた表情をされるかもしれません。でも、それがきっかけになります。
「継ぐ・継がない」ではなく、「親がそう思っている」という事実を、子どもが知ることが大切なのです。
「かっこいい事業承継」を目指して
事業承継というと、堅苦しくて、重たい話に感じるかもしれません。
でも、本当はそうじゃありません。
会社を未来につなぐということは、「想い」や「信頼」、「地域への責任」を次の世代にバトンとして渡すことです。
それって、とてもかっこいいことだと思いませんか?
だからこそ、まずは家族の時間を活かして、心のうちを素直に伝えるところから。
夜空に打ち上がる花火を眺めながら、家族の未来、会社の未来を少しだけ話してみませんか?
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