対話のチカラで事業承継を支援する承継対話支援士®の鹿島です。
7月生まれということもあり、毎年この時期に人間ドックを受けています。
人間ドックを受ける前って、いつも憂鬱になりませんか?
今の気持ちをブログにして見ました。
ドック後に焼肉、やってませんか?
― 事業承継も“終わった気分”が一番キケン!
近々、年に一度の人間ドックに行きます。検査前日だけ休肝日にしますが、それ以外は、ほぼ毎日何かしら飲んでいます。
無駄な抵抗とわかっていますが、前日だけは油ものを控えて、体重増加に抵抗はしてみます(ほぼ効果がないこともわかっていますが)。
検査が終わったあと、ついつい「今日くらいはいいか」と思って、焼肉ランチへ直行することだけを楽しみにしています。結果がまだ出てないのに(笑)。
でも、これってよく考えるとおかしいですよね。
検査を受けたばかりなのに、体に悪そうなものを食べに行く。
なんだか「健康に気をつけてるつもり」でいて、じつは何も変わってない、という状態です。
…これ、事業承継にもそっくりな話なんです。
たとえば、「株の名義を子どもに変えた」とか、「後継者と一度話したから、もう大丈夫」と思っている社長さん、いませんか?
それはちょうど、人間ドックに行っただけで「健康になった気分」になっているのと同じ。
事業承継は、名義変更や一度の面談では終わらないんです。
本当に大切なのは、そこから。
どんなふうにバトンを渡していくか。
後継者に、実際の仕事をどこまで任せているか。
社員さんたちが、新しいリーダーをちゃんと信頼しているか。
そういった日々の積み重ねが、事業承継の「体質改善」になるんです。
たとえるなら、
事業承継=ダイエット
株の移転=体重計に乗っただけ
面談=ダイエット宣言しただけ
って感じですね(笑)
私もつい、焼肉の誘惑に負けてしまいます。
でも、こうして反省したことで、「ちゃんと生活習慣を見直さなきゃ」と思い直すきっかけになりました。
事業承継も、反省と見直しが大事です。
「もう対策したから安心」ではなく、「今、後継者に何を伝えるべきか?」を考え続けること。
それが、家族や社員、そしてお客様の未来を守ることにもつながります。
ドックが終わったら焼肉じゃなく、軽く散歩して、今日から少しだけ生活を変えてみる。
事業承継も同じで、「今日から少しだけ」後継者に任せてみることが、大きな一歩になります。
さて、あなたの会社では、この1年で後継者に“新しく任せた仕事はありますか?
もし思い出せなかったら、今月ひとつ、任せてみてください。
未来は、今日のその一歩から始まります。
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