対話のチカラで事業承継を支援する『承継対話支援士®』の鹿島です。
事業承継の支援をしていると、一度事業承継をしたものの、後継者が社内にとけ込めずに退社してしまう会社に遭遇します。
一度事業承継に失敗すると、次の後継者を見つけて育てるには10年以上の時間がかかります。
中小企業の場合、親族にしても、従業員にしても適当な後継者候補が周囲にいるとは限りません。
結果的に、事業継続を諦めてしまうこともあるんです。
親族内承継で止まる瞬間があります。
後継候補がいるのに進まない、あるいは「親族では難しいかも」と口にした途端、空気が凍ります。
社長は“家族を否定された”ように感じ、後継者は“自分が失格と言われた”ように受け取ります。
ここで選択肢提示が「裏切り」に見えてしまうんですね。
ポイントは、選択肢を増やす目的を先に伝えることです。
**「誰かを外すため」ではなく、「会社と家族を守るため」**に選択肢を整える。
これだけで対話の土台が変わります。
従業員や取引先、従業員を大切に考えているならなおさらです。
将来、どんな会社にしたいのか?、この思いを受け継いでくれるのは誰か?
ひょっとすると、思ってもいなかった後継者候補が現れるかもしれません。
実際に、そういった場面に遭遇したこともあります。
場をひらく一言(そのまま使えます)
「今日は“親族内か否か”を決める会ではありません。会社を守るために、現実的な選択肢と条件を整理して、次の一手を作りましょう。」
そして、選択肢は“結論”ではなく“比較の材料”として並べます。例えば
- 親族内(段階移行・権限移譲を厚めに)
- 社内承継(幹部登用・株式の扱いを設計)
- 第三者承継(M&A含む/時間軸と情報開示の設計)
この3つを並べるだけで、「親族内が絶対」の呪縛から解放されます。
テンプレ:選択肢を裏切りにしない整理表(コピペ可)
- 守りたいもの(会社/家族/社員):___
- 期限(いつまでに方向性):___
- 選択肢A:親族内 条件:___ 不安:___
- 選択肢B:社内 条件:___ 不安:___
- 選択肢C:第三者 条件:___ 不安:___
- 次回までの宿題(1つ):___(担当:__/期限:__)
宿題:次の面談で、上の「宣言の一言」だけ言ってください。空気が軽くなり、比較検討が始まります。
最後に質問:あなたの現場で“裏切り”に見えやすいのは、社長側の感情ですか?
後継者側の感情ですか?
『対話のチカラで事業承継を支援したいと思う方は、承継対話支援士®養成講座の説明会にご参加ください。』
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