【カードゲームで学ぶ『次代の経営』】

対話のチカラで事業承継を支援する『承継対話支援士®』の鹿島です。

来年から二酸化炭素(Co2)の排出権取引が始まる予定です。

二酸化炭素(Co2)がお金になる時代がやってきます。
Co2を減らすことができなければ、市場から排出権を買ってでもCo2を減らす必要があります。

これを中小企業などの大企業の仕入先の立場で言い換えると、Co2などの温室効果ガス(GHGといいます)の削減に取り組んでいる企業であると認めてもらえると、大企業との取引が拡大する、ということです。
「弊社は、御社(大企業)のカーボンニュートラルの実現に貢献できます」とアピールできるよういなるということです。
令和の時代、21世紀に経営を担う後継者は、昭和・平成、20世紀に事業を始めた経営者とは異なる経営環境の下で事業を担っていくことになります。

そんなこともあり、先日、脱炭素経営研究会の仲間と一緒に、「2050カーボンニュートラルカードゲーム」の体験会を開催しました。
中小企業診断士だけでなく、行政やNPOの方などにも参加いただき、総勢23名でカードゲームを楽しみました。
たかがゲームと思うかもしれませんが、難しい予備知識がなくても、カーボンニュートラルの考え方を学べますよ。

カードゲームで学ぶ『次代の経営』

事業承継の現場で、後継者の方と話していると痛感します。次代を担う人ほど、目の前の課題(人手不足、原価高、設備更新、資金繰り)に追われながらも、同時に「10年後、20年後に会社をどうするか」という長い時間軸の意思決定を求められます。ここで避けて通れないのが、カーボンニュートラルです。

ただ、脱炭素は知識を聞いて理解した“つもり”になりやすいテーマでもあります。そこで効くのが、カードゲーム「2050カーボンニュートラル」。これは、現実の社会のように、複数のプレイヤーがそれぞれのゴールを持ち、意思決定と行動の結果が連鎖していくビジネスゲームです。思考だけでなく感情も揺れ、協力したりすれ違ったりする。その「生々しさ」ごと学べるのが強みです。

後継者にこのゲームを勧める意義は、大きく3つあります。

1) “視座”が上がる(短期と長期のズレを体感できる)

現場は今月・今期で動きます。一方、脱炭素は意思決定の効果が出るまで時間がかかる。ゲームはこのズレを体感させ、「長期のゴールから逆算して動く」感覚をつくります。後継者に必要な、経営者の時間軸への移行そのものです。

2) “全社課題”だと腹落ちする(環境担当だけの仕事ではない)

カーボンニュートラルは、製造・調達・設備・物流・人材・財務・営業、全部に波及します。ゲーム内でも、組織単独の最適ではゴールに届かない場面が必ず起きます。だから「部門の正しさ」ではなく「全体の整合」が必要だと腑に落ちる。これは、承継期に避けられない“全社の統合”の練習になります。

3) “対話の価値”が実感できる(関係の質が成果を左右する)

このゲームの目的の一つは、体験を通じて「関係の質」を高めることです。情報交換、協働、時には資金のやり取りも起こる。結果は「行動」が生み、行動には「価値観・考え方」が反映される——。まさに事業承継と同じ構造で、対話がないと前に進みません。

研修として実施するなら、私は最初にチェックイン(名前/何をしている人か/今の気持ち)を置き、最後の振り返りでこの2問だけは外しません。

  • 「ゲームで意識した指標(目標)は何でしたか?そこから、どんな行動を取りましたか?」
  • 「現実の会社に戻ったとき、個人として/組織として、まず何をしますか?」

後継者にカーボンニュートラルを学ばせることは、環境教育ではなく“次代の経営訓練”です。承継を「株式や相続の手続き」で終わらせず、次の10年をつくる人材を育てる。カードゲームは、その入口として非常に相性が良いと感じています。

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