こんにちは。対話のチカラで事業承継を支援する『承継対話支援士®』の鹿島です。
サッカーのワールドカップをご覧になっている方も多いのではないでしょうか?
日本 vs チュニジア 戦は日本時間の日曜日の昼間ということで観戦された方も多かったのではないでしょうか。
目次
株式・相続の前に決めること――承継が動く「論点の順番」
ワールドカップの熱気、すごいですね。
2026年6月21日の日本×チュニジア戦も、最後まで息が抜けない展開で「一つのプレーで流れが変わる」怖さと面白さを、改めて感じた方も多いはずです。
でも、熱戦ほど勝敗を分けるのは派手なシュートより、実は試合前に共有されたゲームプランだったりします。
事業承継もまったく同じです。株式、相続、税務、登記、資金繰り、幹部、親族…。論点が多いからこそ、いきなり“シュート(株価・遺言)”を打ちにいくと、当事者の気持ちが追いつかず止まります。
先にやるべきは、論点の順番=ゲームプランを揃えることです。
① 目的(10年後の会社像)
社長に聞きます。「何が引き継がれたら安心ですか?」
後継者に聞きます。「引き継ぎたい/変えたいは何ですか?」
ここが揃うと、株式や相続は“目的達成の手段”になります。揃わないと、手段が先行して揉めます。
② 体制(誰が何を決めるか)
金額基準より、まず案件種類で。値決め・採用・投資などについて、
「決める人/相談する人/報告する人」を仮置きします。
承継が進まない会社は、ここが曖昧で“空気で社長に戻る”のが常態です。
③ お金(承継イベントの有無と時期)
退職金、株式の対価(買取等)、納税資金。
最初から金額を詰めなくてOK。まずは有・無・未定+時期。
これが揃うと、金融機関も士業も一気に動きやすくなります。
④ 関係者(誰にいつ話すか)
親族、幹部、金融機関、主要取引先。巻き込む順番を決めます。
順番を間違えると、良い設計ほど炎上します。
――ここまで整って、初めて⑤株式・相続・税務(設計と実行)に入ります。
試合も、フォーメーションが決まってから個々のプレーが活きる。承継も、順番が決まってから専門性が活きます。
テンプレ(A4一枚:論点の順番メモ)
①目的(社長の安心):____
②目的(後継者の変えたい):____
③体制(任せる案件3つ):①__②__③__
④お金(有無・時期):退職金〔〕/株式対価〔〕/納税〔〕(時期:_)
⑤説明順:親族→幹部→金融機関(仮)
次回までに決めること(1つ):____(期限:_)
【今週の一歩】面談の冒頭で一言だけ。
「今日は株式や相続の前に、“論点の順番”を決めましょう。」
これが入ると、承継は動き始めます。
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