こんにちは、対話のチカラで事業承継を支援する『承継対話支援士®』の鹿島です。
サッカーのワールドカップの試合を観ているせいか、普段より1時間早く起きています。
その分、夕方の眠気は半端ないように感じます。
後継者が黙るのは能力不足じゃない──「沈黙の理由」をほどくと承継は動く
ケース(あるある)
親族内承継の面談。社長はよく話すのに、後継者は「はい」「そうですね」ばかり。
支援者(士業・診断士・金融機関)が論点を出すほど、後継者はさらに黙る。
帰り道に社長が一言、「うちの後継者、頼りなくて…」。
でも、ここで能力の話にすると承継は止まります。
沈黙の正体は、多くの場合**“構造”**です。
後継者が黙る「4つの構造」
- 意見の相違=親子関係の衝突になりそうで怖い
- 何を言っても最後は社長が決める、という決裁の前提がある
- 税務・株価・借入など“正解”がありそうで、間違えたくない
- 幹部・親族・金融機関の目が気になり、場が安全ではない
沈黙はサボりではなく、会社と関係を守るための“防衛反応”であることが多いんです。
今週の1スキル:沈黙を「意見」に変える“順番”
ポイントは、全体会議で当てないこと。①個別 → ②翻訳 → ③合流の順番にします。
①個別(5分):後継者に先に聞く
支援者の一言:
「今日は結論を出さなくて大丈夫です。まず“言いにくいこと”を整理したいです。」
②翻訳(2分):後継者の言葉を“論点”に整える
「つまり、◯◯が不安で、△△が条件になりそう、という理解で合ってますか?」
③合流(全体):社長には“反論”ではなく“条件”として渡す
「後継者の希望は対立ではなく、こういう条件が揃うと前に進みやすい、という整理でした。」
テンプレ(コピペ可)沈黙ほぐしメモ
- 後継者が言いにくいこと:____
- 背景(誰の目/何が怖い):____
- 本当は決めたいこと(案件種類で):____
- 社長に伝えると角が立つ表現 → 条件表現:
例)「まだ早い」→「○○ができたら任せたい」 - 次回“1つだけ”決めること:____(期限:__)
宿題(5分)
次の面談で後継者にこの質問だけしてください。
「社長の前だと言いにくいけど、今の会社で“詰まっている”ことは何ですか?」
出た言葉を、評価せずそのままメモに残す。これだけで場が変わります。
最後に質問です。あなたの現場で後継者が黙るのは、①親子の力学 ②決裁の問題 ③正解プレッシャー ④周囲の目、どれが一番多いですか?
『対話のチカラで事業承継を支援したいと思う方は、承継対話支援士®養成講座の説明会にご参加ください。』
コメント
COMMENT