対話のチカラで事業承継を支援する『承継対話支援士®』の鹿島です。
最近は、公職就任に加え、質問を使った研修やコンサルティングの仲間と新会社を設立する準備なども始めています。
新しいことって、大変ですが、振り返ると楽しい時間だということが多いですね。
事業承継計画書を作成することを支援していますが、支援したクライアントからは「計画書作る過程で、思いや考えが整理でした」と喜んでいただけることが多いです。
目次
士業・金融・診断士が噛み合う「事業承継計画書」——承継支援を“点”から“線”にする1枚
【ケース(あるある)】
事業承継の相談が動き出すと、税理士は株式と相続、司法書士は機関設計と登記、社労士は役員・従業員対応、診断士は計画と組織、金融機関は資金繰りと投資——それぞれ正しい話をします。
ところが現場では「話は出たのに前に進まない」。理由はシンプルで、専門家同士が悪いのではなく、共通の地図がないからです。各自の専門性が“点”で存在し、当事者(社長・後継者)が疲れてしまう。
ここで効くのが、士業・金融・診断士が同じものを見て動ける「事業承継計画書」です。立派な分厚い資料ではなく、まずは1枚(A4)からで十分。これがあるだけで、支援が噛み合い始めます。
「事業承継計画書」が効く理由
- 論点の順番が揃う(いきなり税務・登記に飛ばない)
- 未決が“未決のまま”管理できる(宿題と期限が置ける)
- 金融機関・士業が同じ言葉で話せる(体制と資金影響が見える)
大事なのは、完璧な計画より「次に何を決めるか」が分かること。承継は“正解”より“合意形成の進行”が成否を決めます。
テンプレ:1枚版「事業承継計画書」(そのままコピペ可)
①基本情報
- 会社概要:業種__/主要事業__
- 体制:現社長__/後継者__/キーパーソン幹部__
②目的(10年後の会社像)
- 社長の安心:____
- 後継者の引き継ぎたい/変えたい:____
③承継の方針と時期(仮でOK)
- 代表交代:__年__月頃(未定なら「決め方」:__)
- 株式移転:贈与/相続/売買/未定
- 親族内/親族外/M&Aの可能性:有/無/検討中
④体制(意思決定:案件種類で3つ)
- 後継者が決める案件:①__②__③__
- 相談・レビュー:社長__/幹部__(頻度:週次/月次)
⑤お金(資金イベントの有無と時期)
- 退職金:有/無/未定(時期:__)
- 株式の対価(買取等):有/無/未定(時期:__)
- 納税資金:有/無/未定(時期:__)
- 資金手当:内部留保/借入/保険/資産売却/未定
⑥ToDo(最大3つ)
- ToDo①__(担当:__/期限:__)
- ToDo②__(担当:__/期限:__)
- ToDo③__(担当:__/期限:__)
⑦次回
- 次回日程:____
- 次回の議題(1つ):____
使い方のコツ(噛み合う運用)
- 作るのは支援者でOK。ただし②目的は当事者の言葉で書く
- 未定は空欄にせず「未定」「決め方」を書く(ここが前進)
- 面談のたびに更新し、最新版を関係者に共有する
士業・金融・診断士が本当に欲しいのは「情報」より「状況」です。1枚の事業承継計画書は、状況を共有する共通言語。これがあると、専門家の提案がぶつからず、当事者の決断が進みます。
【今週の宿題】
支援中(または想定)案件で、この「事業承継計画書」を“未定だらけでも”1枚作ってみてください。次に聞くべき質問が自然に見えてきます。
対話のチカラで事業承継を支援したいと思う方は、承継対話支援士®養成講座の説明会にご参加ください。
https://jiririta-japan.com/lp01/
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